日々のつれづれ 3
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偉人発掘−高根三教氏− 981108

聖書にいう"契約の櫃"がイスラエル・ゴルゴダの丘の地下深くに眠っていた!?(「契約の櫃」ジョナサン・グレ イ著、林 陽訳 徳間書店)という説が出回っている昨今である。しかるに、日本国内でも話題になっていた説 がある。"契約の櫃は四国剣山に埋まっている"というものだ。今回ようやく、この学説を唱えている本当のオリ ジナル人物にお会いすることが出来たので紹介する。四国剣山顕彰學会(オリジンオブジャパン)会長の高根 三教(かずのり)氏である。

当初、父高根正教氏が研究された日本語とギリシャ語の相関に基づく学説に反発を感じつつも遂にその正しさ を実感し、これを継承、更に開拓発展させてこられたという。神奈川県江ノ島において父とともに人工洞窟を発 見発掘するなど、高根学説の検証事例もきちんと残っている。

この学説を私なりに位置づけるならば、日本とギリシャの神話伝承の類似性を大系化された新史学の木村鷹 太郎氏(「世界的研究に基づける日本太古史」八幡書店参照)の流れを汲むと思われるが、独自の日本語表 音理論に基づき数理学的に聖書や古事記・神代史を解明し、全ての根幹が日本と日本語にあることを証しつ つユダヤと日本の関係に迫りながら、ソロモンの秘法が四国剣山にあるという結論をも導いている。難しい論 旨ではあるが強靭な説得力を持つ説だ。

氏は現在78歳の御高齢であるけれども、その眼孔鋭く、情熱の溢れる語り調子は聞く者を圧倒する力がある 。かつて学校長を務めておられた縁で神奈川県藤沢市にお住まいであるが、先だっても四国剣山での行事に 向かわれるなど精力的にあちこち飛び回っておられる。いつも氏を気遣って側におられる奥様の献身姿がほほ えましい。

氏の学説を継承すべく若者が集いつつあるが、その数は今だ充分とは言い難い。今後、益々の発展により世 界に冠たる日本言語学が打ち立てられむことを希求したい。程なく剣山で何らかの発見が報じられる日が来る かもしれない。
日月神示に見る言霊

 日月神示は昭和十九年六月十日、岡本天明によって取り次がれ自動書記が開始された。元は、漢数字や 記号を中心とする暗号のような神示である。その表記法には山口志道や大石凝真素美の言霊思想と合致す るものがある。そして、その内容でも言霊の重要性を常に強調し、いろは歌・一二三祝詞・天の数歌・御神名・ 大祓い祝詞・等が示されており、まさに言霊の宝典と言って良い。
 日月神示の元祖である至恩郷ひかり教会でも「ことば」は「光透波」だと解釈して言霊の研究にいそしんでい るという。
 そもそも神示自身を神の言葉=言霊ととらえることができる。「水の巻き」に、

  この神示声出して読み上げてくれよ・・・
言霊高く読みてさえおれば結構が来るのざぞ

とある通り、神示を音読することがそのまま言霊の発声になり、威力を発揮するのである。「霊界物語」でも音 読することが重要とされてきた。
 我々は日本に生まれた以上、日本語の神性に気づき之を正しく行使することによって神人合一たるマコトの ヒトとなる必要があるのではなかろうか。日月神示を音読しつつ、私はいつもそういう波動を感じるのである。

参考文献:日月神示全二十三巻
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