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山本白鳥女史のこと

 8月某日、本紙編集部の神原茂理は米国財団法人「愛のかけ橋」日本代表であられる山本白鳥女史と会
見する好機を得て江ノ島へ向かった。
 白鳥女史といへば、かつて雑誌「ムー」で'80年代後半頃大々的にセンセーションを巻き起こした方であり
(日ユ同祖にはじまる神国日本ムーヴメントの陰の仕掛け人といっても過言ではない)、白石大神を仰ぐ古神
道継承の家系に生を受け「かんながらの絶対信仰者」として日本古神道を中心に据えつつエネルギッシュに
世界中を東奔西走しておられる。そんなお忙しい中、当センターのために時間を割いていただいたのだが、
話は古神道・大本・王仁三郎の業界話はもとより政治・経済・歴史・世界情勢・未来予測・救援活動まで広範
囲に及び実に、のべ8時間以上を費やすに至った。それはひとえに白鳥女史が本紙読者をはじめアジアの若
者達に大いなる期待を寄せておられることの証しであると言えよう。
 さて、白鳥女史が中国の予言者江勃森大師に三本主義伝承(日本・大本・山本がそろえば、アジア全体の
平和が達成される)の山本であると認められた話は有名であるが、今回新たに重要な以下の二点を知ること
が出来た。すなわち、

・神奈川県相模原在住であった大本の幹部が生前の王仁三郎聖師から「大人物が いづれ江ノ島から現れ
る」と聞かされていたこと。
・二十数年前の話。白鳥女史がエルサレムに滞在していたとき霊的に白髪の老婆 を囲む精霊達のいる場
所へ導かれ、そこで老婆の両手と自分の両手を合わせて 不思議な力を賜ったこと。後になってこの時の老
婆は出口ナヲ大本開祖と同定 されたという。

 そんな訳でも女史は期待を寄せられるのだが、長らく様々な障害・妨害を受けつつも神鍛えを乗り越えて今
に至っている。「宇史鳥羅」も「児玉神社奉仕団」も一部を残し解散なさったとのこと。「丹」で紹介されたあの、
鳳宇師も亡くなられた。しかし、山本白鳥は健在である。むしろエネルギーは以前よりパワーアップした感じが
した。王仁三郎聖師の具体的運動実行力を評価しておられる白鳥女史であるが、来るべき難局に対応すべく
地に足のついた活動を順次進めていかれる御様子。
現地レポート 宮城県 塩釜神社篇

 仙台から仙石線で北東へ向かうと、松島の手前に本塩釜という駅があり、下車して西へ十数分歩けば、古
来より陸奥国一宮として崇敬の厚い塩竃(しおがま)神社の東参道に至る。塩は正確には皿と臣を用いた古
い字で書きますが、ここでは簡便に新字を使おう。さて、神社境内に至るには更に東参道のだらだら続く階
段を数分上がる。境内は山の頂に鎮座して塩釜港や遠く金華山を見守っているのだ。元気のいい人は東参
道を通り過ぎもう少し西へ歩き神殿の真正面に出る真っ直ぐで急な階段を持つ表参道から登ったほうが感
動できる。と言うのも、塩釜神社御神域の東側に広大な敷地で明治時代に併祀された志浪彦(しわひこ)神
社と塩釜神社社務所や塩釜神社博物館があり少々その辺は俗っぽいからだ。それでもここの社務所には神
職養成所が併設されており、いっそそこに入って神官にでもなろうかと思う位、神道ファンにはあこがれがあ
る。
 さて、塩釜神社御神域は俗界とは明かに区別されて三神すなわち正門を入って右側に西座する別宮に塩
土老翁神(しおつちおぢのかみ)、正面に南座する左宮に武甕槌神(たけみかづちのかみ)、同じく南座する
右宮に経津主神(ふつぬしのかみ)を祀っており平安時代以前からの歴史をもつ東北鎮護の神として厳粛な
たたずまいを見せている。神話によれば利根川をはさみ鹿島(茨城)より武甕槌神が、香取(千葉)より経津
主神が東北開発に見えられた時、塩土老翁神がその案内に尽力したということだ。これら三神は記紀にも出
てくるが特に塩土翁については"霊界物語"天祥地瑞で79巻において活躍する重要な神(水火土の神)と位
置づけられており見逃せない。この神はまた国常立尊の化身とされている。一方、出口聖師の言葉に

「..日本全国の神様で鹿島、香取の神様は偉い竜神様がお守りになってゐるが、其他は皆枝の神様で一
つも今度の御用に立つ神様はない。」
     昭和20年2月19日

というのがあり、こんな偉い二神様と国常立尊の化身の神様をさりげなくまとめて祀ってしまうとは!なんて
塩釜神社ってチョベリグ(超 very good)な神社なんだ!と思いながら初夏の緑深い境内から、まっ青な
太平洋をうち眺めつつ社を後にした私であった。

                               おわり
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