王仁三郎入門夜話頁7
第5夜 基本宣伝歌@
KEN:大本の教えについて、なにか手っ取り早く平易に丸わかりする手は無いですか?

茂 :それには、”基本宣伝歌”だね。最近つくづく感じ入るんだが。これは”霊界物語”の大精神を
   示しているともされており、”物語”第一巻の冒頭に掲げられている。王仁さんの匠みなことに
   は、更に拍子をつけて音頭にして親しみ易く拡げていった。録音まで残してるから、時を越えて
   歌声を今でも聴くことが出来る。

KEN:今回、ONIKENホームページの表紙にも追加されましたね。それだけ重要で大本出現の意義
    と目的・主張が良く判るということですか?

茂 :そうだよ。じっくり味わって、暗唱し、皆んなで列島各地で毎日歌って廻れば日本も結構浄化
   されるんでないかな。宣伝歌それ自体、言霊力満載だし。

玲 :読んでみたけど、これでもわかんなぁ〜い。意味不明でも歌っていれば良いの?

茂 :歌っているうち、フレーズの一つ一つに託された意味が突然解る時が来る。「あーそういうこと
   なのか!」って悟るようになる。興味が沸いたら”大本神諭”や”霊界物語”で更に詳しく突っ込
   めば良い。例えば出だしのフレーズは「時節には神もかなわんぞよ」という”神諭”の一節に繋
   がっていくね。

玲 :「たとへ大地は沈むとも」って...何か、やっぱり天災を連想させるよね。

茂 :そうなっても「誠の力」で「世を救う」というのだ。”物語”第一巻第24章には、みろくの世へ至る
   プロセスに関して、「天に王星の現れ、地上の学者、智者の驚歎する時こそ、天国の政治の地
   上に移され、仁愛(みろく)神政の世に近づいた時なので、これがいわゆる三千世界の立替え
   立直しの開始である。」とある。また、大正八年七月の随筆には、「一天忽ち妖雲を起し、雷電、
   地震、海嘯到る処に湧起し、親子兄弟の間も救助すること能わずして、無惨の終末を告げ、山
   川草木皆動み常世の暗となりし時、木花咲耶姫の神霊現われまして六合始めて清明となり、目
   出度天の岩戸が開かれ、至仁至愛の五六七(みろく)の神政が樹立されるのである。」とある。
   新しい動きには生みの苦しみが伴うものだ。そんな中、どんな時でも我らは基本宣伝歌を声高
   らかに歌おうではないか。それでこそオニサブラーといふものだよ。マコトのチカラは世を救ふの
   だ。

KEN:何か、”霊界物語”の宣伝使口調になってませんか?
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