王仁三郎入門夜話頁3
   らなんだ。だから強いもの勝ちでやりたい放題、乱れても当面はおとがめ無し。その自由
   度のおかげで文明も急速に発達出来た。でも、文化の進歩はほとんど無いよね。

玲 :有史以来、あいかわらず闘争に明け暮れてるし。

茂 :そこでいよいよ、因果応報が速やかに巡ってくれば、悪い種をすぐに刈り取るハメになり
   善悪の道理が判然とするようになる。もちろん良い種も即座に巡って来るから、皆が自分
   から良い種ばかり蒔くようになるでしょう。文化の進歩の時が来る。

玲 :それは霊界で起きること?だから「霊界物語」なの?

茂 :王仁さんがいう「霊界」とは三千世界といって、神界・幽界・現界すべてをあらわす。だか
   ら、我らが今生活しているこの現界も含め全体で起きる。すでに、神界では変革が完了し
   ているとか。

玲 :うれしい世の中になりそう。

KEN:社会システムの法則自体が変わるとは大望ですね、神の掟(おきて)を変える訳だ。

茂 :それ故に、大峠といわれるカルマ大清算期も必然なんだ。甘んじて受けねばならない。

KEN :ところで、王仁三郎を知った神原青年は、その後どうなったんですか?

茂 :不徳ながら、「変性女子ニセモノ説」にまんまと乗っかってしまったんです。巷では、王仁
   三郎ブームも起きていたんだけど王仁さんは先鋒のニセモノで、やがて「誠の女子」が現
   れるというものだった。いまだにこの風説を信じている者も多い。そんな訳で、私も当時ひ
   たすらホンモノ捜しに明け暮れていたんです。おかげで、宗教評論家バリにその方面に詳
   しくなったけど、結局わかったことは、王仁さんが一貫して「ホンモノ」である!ということ。

KEN:じゃ、ニセモノ説はマチガイだと?

茂 :詳しくは、このHPのQ&Aに載せてあるけど「解釈の仕方がマチガイ」ということです。ちな
   みに、「誠の女子」とは日月神示の岡本天明さんのことです。今後、我こそホンモノと名乗
   る者はみんな見当違いだとわかるでしょう。

KEN:だとすれば、今ある教団「大本」に入信すればどうでしょう?

茂 :それは短絡的です。「大本」は第三次大本事件以来分裂状態で、とても王仁さんの率い
   ておられた燃える集団とは言い難い。でも、仮に分裂してなかったら入信してたかも!?

玲 :組織というものはどこでも末期的ね、お気の毒に。

茂 :で、せめて分裂各派を股いだ自由自在な活動ができないか?と、雑誌「ムー」で呼びか
   け始めたのが「王仁三郎研究会」だった。大本関係の人はみんな親切で開放的だったの
   で中立的な存在を受け入れてくれた。それは今でもそうでしょう。設立は奇しくもウシトラ
   の寅年、1986年12月14日。忠臣蔵の日だったのサ。

KEN:それで最高47名集まったとか?
                                             
  
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